スクウェア・エニックスの元社員によるインサイダー取引事件に関連して、東京地検特捜部は本日2022年11月18日に、ゲームクリエイターの中裕司容疑者を新たに逮捕したと発表しています。
中裕司容疑者はソニックの生みの親としても有名な天才的ゲームクリエイターで、ファンからは驚きの声が多数上がっており話題をまとめてみました。
インサイダー取引事件の概要
スマートフォン向けゲーム「ドラゴンクエストタクト」の共同開発をめぐるインサイダー取引事件で、東京地検特捜部は18日、大手ゲームソフト会社「スクウェア・エニックス」(東京都新宿区)の元社員でゲームクリエーター・中裕司容疑者(57)を金融商品取引法違反の疑いで逮捕し、発表した。
この事件の逮捕者は3人目。
スクウェア・エニックス(スクエニ)は、東証グロース上場のオンラインゲーム制作会社「Aiming」(渋谷区)と共同で「ドラゴンクエストタクト」を制作し、Aimingが2020年2月に共同開発を発表した。
発表によると、中容疑者は20年1月下旬、Aimingがスクエニとの業務提携を決定したなどという重要事実を把握。
共同開発が公表される前に、自身の名義でAimingの株を計1万株、約280万円で買い付けた疑いがある。
特捜部は17日、同様の未公表情報に基づいてインサイダー取引をしたとして、スクエニの元社員2人を同法違反容疑で逮捕していた。
前日に逮捕された佐崎泰介容疑者ら2人に関してのニュースでは、スクウェア・エニックスがオンラインゲームの開発などを行う「Aiming」社と提携することを知り、情報が公表される前に「Aiming」の株およそ4700万円分を買い付けた疑いが持たれていました。
佐崎泰介容疑者の4700万円分の株と比較して、中容疑者は280万円ですね。
金額にあまりにも差がありすぎて、あり得るの?って感じですが、金額がどうであれいけない事はダメですから。
中裕司プロフィール
氏名:中裕司
生年月日:1965年9月17日
出身地:大阪府枚方市
出身校:大阪府立西野田工業高等学校電気科
1984年、セガに入社し当初はゲームプログラマーとして活躍し、その後ゲームプロデューサーとしてソニックチームを率いるようになり活躍されていました。
2006年にセガのゲームクリエイター独立支援プログラムを受け、株式会社プロぺを設立し代表取締役に就任。
2018年1月にスクウェア・エニックスに移籍したことを発表、2021年に退職している。
中裕司はソニックの生みの親
ソニックシリーズとは
青いハリネズミの「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」を主人公にしたゲーム。
海外限定ソーシャルゲームやダウンロード販売も含めると、2018年の段階で全世界累計販売台数・ダウンロード数は8億本を達成している。
どんなキャラクターがいるのか紹介。
ソニックの姿は青いハリネズミを擬人化
ソニックの生みの親は、キャラクターデザインの大島直人、ゲームデザイナーの安原広和、そしてプログラマーの中裕司容疑者の3名です。
ゲームをしない人でも、このキャラクターは見たことがあるのではないでしょうか。
中裕司容疑者の名前を知らなくても、このソニックの生みの親という事実だけで物凄い人なんだという事がわかります。
クビになった理由とバランワンダーワールドの開発トラブルを巡る訴訟問題
中裕司氏は、1984年にセガに入社。
その後、自身の会社プロペを経て、2018年にスクウェア・エニックスに入社し、『バランワンダーワールド』のディレクターを担当。
『バランワンダーワールド』の発売の約半年前にディレクターから外される業務命令が出されたことや、それらに関連する内容確認を求めるために裁判を起こしていたそうです。
ディレクターから外されて2021年4月末を持ち、スクウェア・エニックスを退社したことを明らかにしていますが事実上のクビだったのではと言われています。
まとめ
今回インサイダー取引事件で逮捕された中裕司容疑者はソニックの生みの親だった有名な人だったようです。
「バランワンダーワールド」の開発トラブルを巡ってスクウェア・エニックスを訴えていたこともあり、話題になっています。
ゲーム業界に衝撃が走っていますが、今回の逮捕は氷山の一角なのかもしれないと噂されており、今後の事実関係に目が離せません。
コメント