2023年1月8日、年明け最初の将棋タイトル戦第72期ALSOK杯王将戦七番勝負が静岡県掛川市の掛川城二の丸茶室で始まりました。
将棋の戦法がよくわからない人にとっては、おやつに何を食べているのかが気になるところではないでしょうか。
今回この対局にエントリーされた中で、藤井聡太王将が手にとったお菓子を紹介しようと思います。
対局メニューにエントリーされたお菓子『火の羊羹』
ゆず蜂蜜、掛川茶、本煉(ねり)の3品で構成し、しっとりと口どけの良い火加減に練り上げた羊羹で抹茶とアイスコーヒーが添えられていました。
掛川市出身の人間国宝『大角幸枝』さんが創られた銘々皿に盛られて、より一層美味しそうに感じます。
「伊藤菓子舗」は静岡県掛川市内の老舗和菓子店
場所は掛川市内
火の羊羹を提供した「伊藤菓子舗」はどこにあるのか気になってきます。
場所は掛川市内にあり、どら焼きや羊羹、カステラなどが有名です。
創業明治25年からの老舗店
ツイッター上でも早速、火の羊羹が話題になっていました。
きっとあっという間に売れきれそうなので日を改めてのほうが無難かもしれないですね。
羊羹以外のお菓子も美味しそうです。
火の羊羹の名前の由来は火防の神
お店の店主のブログによれば、火の羊羹について次のようにコメントされています。
長年ご愛顧頂いている羊羹で、
火の羊羹-秋葉道-
古来、相良町から茶処掛川、火防の神として広く知られる霊地秋葉山を通り、信州へと続く道は秋葉街道と呼ばれています。
この道は塩の道とも呼ばれ、農海産物を内陸へ運ぶ重要な街道でした。
火の羊羹は、この街道に因み強い火加減で煉り上げた羊羹です。
秋葉信仰とは迦具土神(かぐつちのかみ)(火の神)を祀るので、民間では火伏せ(ひぶせ)の神として信仰sれており、関東・中部地方を中心に各地に分布しています。
岐阜付近では、屋根神様とよび屋上に祀っているものも多いそうです。
そんな秋葉街道に因んで作られた羊羹が『火の羊羹』と由来になっているなんて、それを食べた藤井聡太王将は一歩神に近づけたのでしょうか。
まとめ
藤井聡太王将が対局戦でおやつに選んだ『火の羊羹』についてまとめてみました。
3種類の羊羹はそれぞれ本練り、ゆず蜂蜜、お茶と見た目も鮮やかで美味しそうですね。
羊羹以外の「伊藤菓子舗」に置かれているどら焼きが個人的には気になることろです。
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