2022年7月20日、養子縁組届に必要な自身の家族の同意を捏造したとして、大阪府警捜査一課は自称コンサルタント業の高井凛容疑者を有印私文書偽造・同行使の疑いで逮捕しました。
この高井凛容疑者の養母は2021年7月に高槻市の自宅で死亡しており、1億5千万円の保険金がかけられていたことで他殺の疑いがあるとして捜査中でした。
殺人事件と有印私文書偽造・同行使の疑いで逮捕された高井凛容疑者との関連性は報道されていませんが注目が集まるなか、8月25日に殺人容疑で再逮捕されるようです。
資産家女性殺人事件の概要
事件概要
2021年7月26日に、自宅の浴槽で死亡してるのを発見された高井直子さん54歳。遺体は死後3日経っていて腐敗が進んでいた。顔の一部が浴槽に浸っていて右手首には結束バンドが付いてた。左手首にも結束バンドの痕があり他殺の疑いが浮上した。高井直子さんには1億5000万円もの保険がかけられていた。高井直子さんは兄弟もいない結婚歴もないので20代の男性と養子縁組をしていた。
高井直子さんが勤務していたのは大阪市内の大手銀行関連会社。2021年7月21日に出社して午後5時過ぎに退社していた。それ以降は出社しておらず不審に思った上司が親族に連絡。高井直子さんの自宅を訪れると高井直子さんが浴槽で死亡していた。
保険金の受け取りは養子縁組した高井凛だった
高井直子さんの保険金の受け取り者は養子縁組した高井凛容疑者でした。
高井直子さんは2つの保険に入っており、そのうちの一つは高井凛容疑者の保険会社のものだったそうです。
資産家女性はなぜ高井凛と養子縁組したのか謎が多すぎる
養子になった経緯について女性から打診されたと話している
養子になった経緯について質問された高井凛容疑者は次のようにコメントされています。
もともと高井直子さんには兄弟もいないので跡継ぎがいない。
高井直子さんの方から打診してきた。
断る理由もないので養子縁組をした。
高井凛容疑者は、かつて保険会社に勤務しており営業活動の中で客だった高井直子さんと知り合ったとされています。
養子縁組をしたのは2021年2月14日でしたが、同居はしていなかったようで高井直子さんが亡くなる前も最後にあったのが6月20日だったと話していました。
高井凛の人物像について
高井凛容疑者の特徴について次のような情報がありました。
・関西の有名私大を卒業
・大学時代はアメフト選手として活躍
・大手コンサルティングや外資系保険会社を渡り歩く
・SNSには黒いランボルギーニの写真が写っている
・自宅住所は赤坂のタワマン
・現在の仕事はFX
・彼女はモデル風のスレンダー美人
・結婚歴があり、2021年秋頃は離婚調停中であった
”デイリー新潮”より抜粋
母親が老人ホームに入居後1人暮らしだった
高井直子さんは、兄弟もなく結婚歴もなかったので母親と2人暮らししていたようです。
母親が、2014年頃老人ホームに入居後は1人暮らしされていました。
勤務先は大手銀行関連会社
高井直子さんは大手銀行の関連会社に勤務されており、同級生の話によると、真面目で堅実だったので詐欺に遭うとは考えにくく、若い男の子を養子にもらったり、高額な生命保険を書けるとは思えないと言われていました。
死亡発見した際には居間に現金70万円の入った封筒が置かれていたり、印鑑や通帳の入ったポーチもあり窃盗目的ではないことがわかります。
殺人事件当日に被害者宅周辺で凛容疑者と酷似した人物を特定か
今回捜査の進展があったのは、防犯カメラの映像のようです。
東京に住んでいた高井凛容疑者と酷似したサングラス姿の男性が、高井直子さんの自宅周辺を彷徨く様子が防犯カメラに映っていたことを明らかにしています。
現在の科学技術は凄いですね。
おそらく、当初はこの防犯カメラの映像だけでは決め手にならず、他から攻め込み追い詰めて今回の逮捕に繋がったのでしょうね。
まとめ
高井凛容疑者が養子縁組の届出用紙を捏造したとして逮捕されたことで、この事件大きく進展するかもしれません。
保険会社の調査は死亡保険の場合は高額になるため、厳しいと噂で聞いたことがあります。
警察も初期から疑いを持っていた可能性はありますよね。
高井凛容疑者が養子縁組をした理由は、財産目的だったのかもしれません。
早く事件の真相が明らかになるとともに亡くなられた高井直子さんのご冥福をお祈りします。
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